北九州市八幡西区の内科、循環器内科、リハビリテーション科

禁煙外来・生活習慣病
禁煙外来・生活習慣病

禁煙外来

なかなか禁煙できない方へ

喫煙習慣のある方にとって、禁煙はつらいものです。タバコが有害だと知っていても、タバコの値段が上がっても、なかなか自分の意志だけで禁煙するのは難しいことです。
禁煙できないのは意志が弱いからではなく、ニコチンに依存性があるためです。タバコを吸うとニコチンが作用し、快感を生じるドーパミンが脳内に生じます。この満足感があるために喫煙が習慣化してしまうのです。

当クリニックは禁煙治療の保険診療が導入された平成18年に、いち早く禁煙外来をスタートしました。95%という高い成功率を誇り、たくさんの方が口コミで訪れています。
禁煙治療で使う薬は、喫煙によって得られる満足感を抑える効果があります。脳に作用してニコチン依存症を改善するため、禁煙を強力にサポートしてくれます。

タバコは自分の健康を害するだけではなく、周囲にいる人にも影響を与えます。
タバコの煙に含まれる有害物質は、副流煙のほうに何倍も多く含まれており、大切な家族の健康まで奪う危険性があるため、早めの禁煙をおすすめします。

服薬と合わせて、医師が一人ひとりの患者様に合わせた指導を行い、禁煙に導きます。
禁煙をしたい方はぜひご来院ください。

【写真】喫煙イメージ

治療法

12週間で5回の診察が基本です。
治療は貼り薬と飲み薬を使用し、禁煙状況に応じた指導を行います。

【画像】禁煙治療の流れ

初回診察では、喫煙の状況を診断します。

健康保険が適用できる条件

  1. ニコチン依存症を診断するスクリーニングテストが5点以上
  2. ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上
  3. ただちに(1カ月位以内)禁煙したいと考えている
  4. 禁煙治療を受けることに文書で合意している

費用

2~3万円

生活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣病とは、食事、運動、喫煙、睡眠、飲酒、ストレスなどの生活習慣が原因となって発症します。
悪い生活習慣がさまざまな病気を引き起こし、進行すると命に関わる危険性が高い病気です。
生活習慣病になった場合は、悪化しないようにうまく病気と付き合い、コントロールしていくことが大切です。
現在はさまざまな治療薬があり、生活習慣の改善と薬物療法を組み合わせて、効果的な治療が可能です。

代表的な生活習慣病

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 高脂血症(脂質異常症)
  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 慢性閉塞肺疾患(COPD)
  • メタボリック症候群

生活習慣病を予防するために

適度な運動を継続すること、バランスの取れた食生活を送ることが予防の基本です。
喫煙の習慣がある方は禁煙し、ストレスをうまく発散し、十分な休養と睡眠を取り、お酒は飲みすぎないようにしましょう。
生活習慣病の多くは自覚症状がないまま進行するため、定期的に健康診断を受けて、自分の身体の状態を知ることが大切です。

当クリニックでは、地域の皆様の健康と豊かな生活をサポートするため、生活習慣病の予防を促進しています。気になることがあれば、どんなことでもご相談ください。

【写真】生活習慣病イメージ

日本人の食事摂取基準

カロリー摂取の目安(1日)
40歳男性 2,300kcal
40歳女性 1,750kcal

厚生労働省は、エネルギー摂取量の指標について、身長と体重から算出するBMI(体格指数)で目標を示し、それを維持できる量を定める方針を出しています。個人による体格の違いを反映させ、生活習慣病の予防・改善につなげることを目指しています。

目標とするBMIの範囲

年齢 目標とするBMI(kg/㎡)
18~49 18.5~24.9
50~69 20~24.9
70以上 21.5~24.9

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
(出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2015年版)